ラスト・リンカネーション

作词 : 蒼羅杏

作曲 : ZUN

静寂を湛えた暗間の淵底で

いつからか醒めない悪夢に魘されたまま

歪んだ水面 漣たつ

淡い面影が揺れて

蝕まれた夜の星と消えてく

朧に霞んで 乱れ吹雪く

記憶を振り払い進む

凍えた胸に 咲く紅蓮の焔

輝く灰燼（かいじん）は空に

何も喪うものはない

見つめ合った瞬間（とき）こそ永遠

煉獄に堕ちても また逢えるから

踏みつけられた花 何一つ救済（すく）えない

傷だらけの両手はそれでも誰かの為に...

優しく君に触れたあの日

密かに芽吹いた神話

終わりの始まリが此処に息づく

伸ばしたこの手に祈りを乗せ

泡沫の幻を溶かし

千夜を分かつ月明かりのもとへ

壊れた楽園の空に

響く魂の囁き

探し合える命は不滅

業火に灼かれても 手を離さずに

輝く灰燼（かいじん）は空に

何も喪うものはない

見つめ合った瞬間（とき）こそ永遠

煉獄に堕ちても また逢えるよ

めぐる三世（さんぜ）を超え

輪廻の果てまで